YK-11
YK-11は最も強力なSARMSであることが知られており、他のSARMsと比べて同化性およびアンドロゲン性である。YK-11は、筋肉中のアンドロゲン受容体に結合し、筋肉の劇的な増加をもたらす。この効果はミオスタチンを阻害することによって作用する。ミオスタチンは骨格筋細胞が持つ特定の受容体と結びつき、筋肉の成長と分裂を抑制する働きがある。しかし、ミオスタチンは突然変異によってその働きが阻害されることがある。すると筋細胞は通常よりも大きく、頻繁に分裂するようになり、筋肉の量が一気にアップする。これはミオスタチン関連筋肥大といいYK-11がこれを促す。筋肉構築において急速な同化作用を示すが、体の他の部分のアンドロゲン受容体に作用せず、エストロゲンまたは肝臓に副作用を生じさせない。
強力なアンドロゲン及びミオスタチン阻害剤としての効果
ミオスタチンは筋肉組織の増殖および産生を制限するタンパク質である。ミオスタチンを阻害することにより、筋肉組織を構築するための遺伝的潜在能力を増加させることが可能となる。
東邦大学の研究者は、ミオスタチン阻害剤としてのYK-11の役割を研究し、YK-11が他のSARMsよりもはるかに同化性である理由を調査するために、フォリスタチン(ミオスタチン阻害剤が自然に発生する物質)を無効にした上で研究を行った。
研究から得られたのは、YK-11がアンドロゲンおよび蛋白同化アンドロゲンの経路として機能するほか、大幅に同化作用を増加させ、ミオスタチンの阻害剤として真に効果的な働きをするということだった。
ステロイドがフィットネス競技において、想像を上回る効果を発揮することは周知の事実だが、そこには多くの副作用があり、人体に及ぼす悪影響は計り知れない。その代替物として多くの人間が安全にフェアに摂取できるサプリメントとして開発されたのがYK-11である。


